コマンドの使い方を調べるコマンド
manコマンド(manualコマンド)のメモ。Linuxには使い方に関するマニュアルがカタログページとして格納されていて、manコマンドを使うとそれを参照できます。
基本の使い方
基本の使い方はこれだけ。
$ man 調べる語句
例えば、こうすると、
$ man mkdir
こんな結果が返ります。

Enterをしていくと下スクロールで閲覧できます。操作は簡単。
–Enterキーでスクロール
–上下キーで移動
–qで抜ける(マニュアルを閉じる)
よく使うオプション
いろいろあるけど、よく使うオプションはこれ。
$man -k mkdir
以下のように、検索語句を指定すれば、逆引き(タイトルや文章からコマンドを探すこと)もできます。
$ man -k 検索
デフォルトは英語で出力されるようです。
結果を日本語にしたい場合や、日本語検索したい場合は、以下のコマンドを発行し、出力言語の設定もUTF-8にしてください。
$export LANG=ja_JP.UTF-8

セクション番号を指定して検索
Linuxコマンド以外にも、システム関数、マクロなどを検索できます。
セクション番号(目次のようなものです)を指定すれば、その中から見つけてくれます。
1:Linuxコマンド
2:システムコール (カーネル関数)
3:ライブラリコール (システム関数)
4:スペシャルファイル
5:ファイルのフォーマット
6:ゲームやデモ
7:マクロ
8:システム管理用のコマンド
9:カーネルルーチン
例えば、passwdなんかはセクション1と5に同じ名前のものが存在するため、
普通に検索すると1が出てくるため、以下のように番号を指定すると5のカテゴリからpasswdを索引してくれます。
$ man 5 passwd
まとめ
コマンドについて、簡単でよく使う機能だけ載せました。詳細は普通に検索してください。
プライベートネットワークしか使えない(インターネット検索できない)現場で作業をする時、久しぶりに使うコマンドであれなんだっけ…とか、オプションが思い出せない…なんてことがあって困ることがありました。
そんな時のためにメモしましたが、ネット使えないんじゃmanの使い方わすれたら終わりですね。
あれ何だっけ…レベルの前提知識がないと意味がないので、勉強は怠らないように。
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